文部科学省の支援事業の一つ
「都市エリア産学官連携促進事業」は、文部科学省が実施している様々な支援事業のひとつです。弊社のフコイダン研究の歴史において、とても重要な位置を占めています。
この事業は、地域の産学官連携の実績や、研究開発の目的・段階に応じた科学技術の振興を目的にしています。より具体的にいうと、都市エリア産学官連携促進事業は、地域の個性発揮を重視し、大学等の「知恵」を活用して新技術「シーズ」を生み出し、新規事業等の創出、研究開発型の地域産業の育成等を図るとともに、自立的かつ継続的な産学官連携基盤の構築を目指した事業です。
細胞レベルから、ヒト臨床試験へ
海産物のきむらやは2004年に「都市エリア産学官連携促進事業(鳥取県米子市・境港エリア)」の申請に伴った事業への参画をきっかけに、鳥取大学医学部との交流が始まりました。この交流により、培養細胞を用いた基礎的なレベルの研究から、動物実験やヒト臨床試験など、より実践的な検証を行なうことが可能となり、海産物のきむらやのもずくフコイダンの生理活性メカニズムを解明する道がさらに開かれました。
地元メディアでも大々的に紹介
高分子もずくフコイダンの様々な有用性が明らかに
その後、2006~2008年度に行われた「都市エリア産学官連携促進事業」では、海産物のきむらやのもずくフコイダンを、研究材料として提供しました。「染色体工学技術等による生活習慣病予防食品評価システムの構築と食品等の開発」を研究課題に、鳥取大学医学部、農学部、工学部、鳥取県産業技術センターと共同で研究を実施しました。3年におよぶ研究の結果、フコイダンの痛風の予防につながる効果、血栓の防止につながる効果、軟骨の再生促進効果、抗がん効果などが確認され、高分子もずくフコイダンの今後の有用性が大いに期待できることが明らかになりました。
鳥取大学医学部。これまで数々の共同研究を実施。